野焼き




野焼きとは

野焼きとは法令(廃棄物焼却炉の基準)で定められた焼却施設以外で廃棄物(ごみ)を燃やすことをといいます。

廃棄物焼却炉の基準(廃棄物処理法施行規則 第1条の7)は以下の5つです。

①空気取入口及び煙突の先端以外に焼却設備内と外気とが接することなく、燃焼室において発生するガス(以下「燃焼ガス」という。)の温度が摂氏800度以上の状態で廃棄物を焼却できるものであること。

②燃焼に必要な量の空気の通風が行われるものであること。

③外気と遮断された状態で、定量ずつ廃棄物を燃焼室に投入することができるものであること(ガス化燃焼方式その他の構造上やむを得ないと認められる焼却設備の場合を除く。)

④燃焼室中の燃焼ガスの温度を測定するための装置が設けられていること。

⑤燃焼ガスの温度を保つために必要な助燃装置が設けられていること。

簡単にいうと一般家庭では廃棄物焼却炉の基準を満たすことはできないため、ごみを燃やすことは全て野焼きに該当します。

 

野焼きが環境に良くない理由とは

野焼きは環境に良くないとされていますが、

野焼きでは、200℃~300℃程度の焼却施設に比べ低い温度しか出せないため、強い毒性を持つダイオキシンの発生原因となります。

ダイオキシンは800℃以上での燃焼では発生しないとされており、300~500℃の燃焼により発生します。この温度がまさに野外焼却の温度なのです。

野焼き禁止

上記のような理由から、2001年4月~法律(廃掃法第25条)により野焼きは完全に禁止されました。

野焼きをした人には5年以下の懲役、1,000万円以下の罰金のいずれか、または両方が科せられます。

ただし、例外として以下の5つは認められています。

①国や地方自治体が施設管理を行うために必要な場合 例)河川・道路管理上で必要となる草木等の焼却等

②災害の予防・応急対策・復旧のために必要な場合 例)災害などの応急対策、火災予防訓練等

③風俗習慣上・宗教上の行事を行うために必要な場合 例)どんと焼き、不要となったしめ縄・門松などを焚く行事等

④農業・林業・漁業でやむを得ず行われる廃棄物の焼却 例)稲わら、焼き畑、畔の草、下枝、剪定枝の焼却等

⑤たき火その他日常生活で通常行われる場合で軽微なもの 例)暖をとるためのたき火、キャンプファイヤー等

実際に僕の地元でも90年代までは、自宅の庭先でで可燃ごみを燃やすのが当たり前の光景でした。

それが2,000年代からはピタッと無くなったのを覚えています。

やはり、法律の効果は絶大です。

飲酒運転も2007年の罰則の厳罰化から飲酒運転は激減したと言われていますし、僕自身もそう感じます。

これからも環境に良い法律をどんどん作っていって頂ければなと思います。

今日のひとこと

法律は地球を変える